自分の「呼吸」を、感じたことはありますか?
呼吸が「浅い」のか「深い」のか、心地よく「流れている」のか。
どのくらいの人が、意識できているでしょうか。

私の場合、呼吸が深く出来ていなかったのはもちろん、
殆ど息を止めて生きてることに気づきました。
深い呼吸を意識してみると、出来ない。
頑張れば頑張るほど、気持ち悪くなってしまう?!
呼吸が深く長い方がいいのはわかってるけど…。
無理…。
過去の私は相当なポンコツでした…。
そんな私でも、呼吸が「楽に通る」ようになった
ブレイクスルーは、ムドラー(Mudrā)でした。
ムドラーとは、手や指で形を作る印相のこと。
ヨガや仏像以外も、様々な宗教、伝統的なダンスなどで用いられています。
単なる手の形ではなく、
身体の生体電気やエネルギー回路に働きかける精緻なスイッチとして機能。
これがすごい。
無理なく、一瞬で呼吸が整うのが実感できると思います。
そして、胸と背中を「心地よく」開くためのストレッチ。
呼吸は「肺」だけの問題ではなく、
筋肉や筋膜を緩めることが最重要ポイントになります。
呼吸を整えるムドラー(Mudrā)
崇高な意味があって、複雑なムドラーを組むのもいいけれど。
まずはこのムドラーをしっかり“やり込む”こと。
そうすることで、次に進むステップの感度や効果がぐんと高まります。
私自身、ムドラー研究に一時期かなりの時間を割きましたが、今でもこれが一番のお気に入り。

カニシュタ・ムドラー順に、アングシュタ・ムドラーまで。
- まずは、空気が身体のどこに入っていくのか、意識を向けてみてください。
骨盤
臍の下
鳩尾(みぞおち)
胸
鎖骨へと、
自然に変化していくのがわかると思います。
仕上げのハーキニー・ムドラは統合〜全体の調和です。
最初は、身体がゆるんで眠くなってしまう人も多いんです。
中には、眠すぎて最後までできない!なんて人もいるくらい。
どこでもできるし、
少しずつでいいので、習慣にすることが大切です。
寝る前に各5秒ずつでも、続けること。
瞑想時にもすごくおすすめ。
詳しくはこちらの本にて。
胸と背中を「心地よく」開くためのストレッチ
日中、こまめにするのがこちら。
胸の筋膜がストレッチされて、背中までじんわり心地いい。
こまめにすると呼吸のしやすさが全然違う。
本来の用途とは違うのだけど、
デスクワークで、固まりやすい胸まわりや背中をゆるめるために使っています。
※交感神経を刺激するみたいなので寝る前は避けています。
『世界一受けたい授業』より
無理な腹式呼吸は逆効果だった!?
こちらのゴットハンドの先生によると、
一般的に推奨される「深呼吸」や「腹式呼吸」は、
自律神経を整えるうえで、逆効果になることもあると指摘されています。
代わりに勧められているのが、
安静時の時に使われる、肋骨の前側の呼吸筋(前鋸筋など)に働きかけること。

過去の私が、深い呼吸を頑張ろうとして、
かえって気分が悪くなってしまったのは、
きっとこの仕組みのせいだったのかも。
“正しい”とされている事でも、
違和感を感じるなら、その感覚は無視しないこと。
ムドラーは、そんな「気づく・感じる力」を育てるのにも最適です。
視力にも関係するらしく、こちらの動画で仕組みが詳しく説明されています。
呼吸が楽になるストレッチの方法はとっても簡単!
呼吸の重要性についてもお話されています。
みなさま、無理のない範囲でぜひ試してみてくださいね🍀